こんにちは!海月です。
私は高校生の時に小麦アレルギーを発症し、もう5年以上グルテンフリーの生活を続けています。
今回は、小麦アレルギーの私がグルテンフリー生活で経験した失敗談を紹介します!
食物アレルギーを持つ方の参考にしていただければと思います。
ゆるグルテンフリーと小麦アレルギーの診断
私の小麦アレルギーの最初の症状が出たのは高校生の時です。
突然、軽く歩いた後にじんましんが出るようになったんです。
でも当時は特に「小麦アレルギーかも?」とは深く考えず、「朝ごはんにパンを食べると、時々じんましんが出るなぁ…」くらいに思って、ゆる~いグルテンフリー生活を始めました。
つまり、朝ごはんに小麦製品を食べないというだけの簡単なルールで生活してました💦
とはいえ、じんましんが出ると痒くて仕方ないので、皮膚科でじんましんの薬をもらいに行くことはありました。
けれど、アレルギー専門の病院には行かず、特に診断もせずに5年間を過ごしていました。
この時の詳しい話は別の記事にまとめていますので、気になる方はこちらをご覧ください👇
このようなゆるい感じで、「まあ、軽く小麦を避けてれば大丈夫だろう」って思ってたのですが、この後、思わぬ事態に…!
失敗談①:電車で失神⁉ 小麦アレルギー発作が襲った2度のピンチ
小麦アレルギーで命の危険を初めて感じたのは、ある日のお昼にスコーンを食べた後のことでした。
15分ほど歩いてから電車に乗ったら、突然体中にじんましんが広がり、猛烈な吐き気が襲ってきました。
これまでじんましんは経験していましたが、吐き気を感じたのは初めてで、急に具合が悪くなり、「もしかしてこれがアナフィラキシーショックにつながるのかな・・・」と、命の危険を感じた瞬間でした。
そして、2回目のピンチは、またお昼に小麦を食べた後のことです。
少し歩いて電車に乗っていたら、じんましんがポツポツ出始めて、「またかぁ」と思っていたのですが、次第に意識がぼんやりしてきて立っているのがつらくなってきました。
何とか耐えようとふらふらしていたのですが、ついには電車の中で失神してしまいました😵💫
失神なんて生まれて初めてだったので、かなり焦りました。
幸い数秒で意識は戻り、次の駅で電車を降りて落ち着くことができましたが、意識が戻らなかったら本当に危なかったかもしれません。
ちなみに、この頃は朝食ではしっかり小麦を避けていたものの、昼ご飯や外食では蕁麻疹がほとんど出たことがなかったので、あまり気にせず小麦を摂取していたんです。
でも、この失神事件でアレルギーの症状が悪化しているのを感じて、さすがに「これはまずい!」と反省して、アレルギー外来を受診することにしました。
そして、ついに正式に食物依存運動誘発性アナフィラキシー(FDEIA)と診断されました。
この時の話も別の記事にまとめていますので、気になる方はそちらをご覧ください👇
失敗談②:「これくらい大丈夫」が大間違い!油断して大ピンチ
食物依存運動誘発性アナフィラキシー(FDEIA)の診断を受けてから、主治医と相談して「小麦は完全に避けなくても少しならOK」というゆるいグルテンフリー生活を送るようになりました。
少量ならおそらく問題なく、具体的には、原材料のリストで小麦が10番目くらいまでに入っていなければおそらく問題ないだろうというお話だったので、そこまで小麦を気にしすぎずに過ごしていました。
ちなみに、大人になってからの小麦アレルギーは治る可能性が低く、お子さんがよくやられている経口免疫療法も有効ではないだろうということだったので特に治療はしていません。
もちろん、小麦を完全に避ければ症状は出ないんですが、
小麦を完全に断つ覚悟ができなくて、こういう食生活を続けていました…
そんなゆるグルテンフリー生活を一年ほど送っていたある日、友達とクリスマスフェアに出かけて、屋台で野菜スープ、ポテト、ソーセージを買って食べたんです。
「見た目感じ小麦なんて入ってなさそうだし、大丈夫でしょ!」と完全に油断してました。
でも、5分ほど歩いたところで、脇と肘の内側に怪しい痒みが…😰
もうじんましんは何度も経験しているので、「これは悪化するな」とすぐに分かり、近くの駅のベンチに避難。
ところが、じんましんはどんどん広がっていき、全身が痒くて大変なことになりました。
でも、なんとか早めに休んだからか、気持ち悪くなったり意識が朦朧とするまではいきませんでしたが、耐えるのが本当にキツかったです。
アレルギー外来では塗り薬も飲み薬ももらっていなかったので、できることはほぼありません。
友人が冷たいペットボトルを買ってきてくれて、それで痒いところをひたすら冷やして耐えました。
1時間ほど休んだ後もまだ痒みは完全には引きませんでしたが、少しだけ痒みが落ち着いたのでカフェに移動しました。
そして、さらに数時間休憩し、ようやく蕁麻疹が落ち着きました。
実は、エピペンを処方してもらっていたので、本当なら早くエピペンを使うべきだったのですが、「まだ大丈夫かな」と思ってしまい、結局使わずじまい。
結果として耐えてしまいましたが、今思えばもっと早くエピペンを使っておくべきだったと反省しています。
この時、小麦のことを店員さんに聞かなかったことも反省点です。
野菜スープに小麦が入っていたのか、ポテトに小麦粉が使われていたのかは謎ですが、見た目で判断しちゃダメですね。
この出来事以来、醤油以外の小麦は基本的に避けるようになりました。
失敗から学んだこと
これらの失敗から、「油断は禁物」「エピペンの使用をためらわない」「アレルギーの変化に気を付ける」ことを学びました。
油断は禁物
「少しなら大丈夫」と思い込んでいたことが失敗の原因です。
小麦アレルギーの場合、目に見えないところに小麦が含まれていることも多く、少量でも反応する可能性があることを再認識しました。
外食やイベントでは、必ず確認することが大切だという教訓を得ました。
エピペンの使用をためらわない
エピペンを持っているのに、症状が進行していても「まだ大丈夫かも」とためらってしまったことが、さらに危険な状況を招きかねませんでした。
症状が出たら迷わずエピペンを使う勇気を持つことが、命を守るために必要だと実感しました。
アレルギーの変化に気を付ける
アレルギー反応は状況によって変わることがあるため、症状が軽くても「これくらいなら」と軽視せず、常に最悪のケースを想定して行動することが重要だと学びました。
食物アレルギーは軽く見てしまうと、命に関わる危険があります。
食べ物の成分は、見た目や一般的な知識だけでは判断できないことが多いですし、エピペンは迷わず使うことが大切だと思います。
まとめ
小麦アレルギーとの生活では、失敗や気づきが多くあります。
同じようにアレルギーに悩んでいる方は、私の失敗談を参考にして、常に自分の体調を大切にしてほしいと思います。
外食やイベントでは「少しぐらい大丈夫」と思わず、必ず確認を怠らないようにしましょう。
そして、エピペンを使う勇気を持つことも命を守るためにとても大切です。
これからもアレルギーと向き合い、リスクを避けながら安全な生活を続けていこうと思います!
さこのブログの内容は、私個人の体験談や見解を基にしたものであり、専門的な医療アドバイスを提供するものではありません。
小麦アレルギーやその他の健康に関する問題については、必ず医師や専門家に相談してください。
本ブログの情報は参考程度にご利用いただき、ご自身の健康状態については専門家の指示に従ってください。
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