こんにちは!高校生の時に小麦アレルギーを発症した海月です。
食物アレルギーの症状には様々なものがあり、重症度によっても症状は異なります。
この記事では、私が発症した「食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)」という小麦アレルギーの症状について詳しくお話しします。
大人になってから発症したこのアレルギーがどのような症状を引き起こすのかをお伝えすることで、同じ症状に悩む方々の参考になれば幸いです。
このブログの内容は、私個人の体験談や見解を基にしたものであり、専門的な医療アドバイスを提供するものではありません。
小麦アレルギーやその他の健康に関する問題については、必ず医師や専門家に相談してください。
本ブログの情報は参考程度にご利用いただき、ご自身の健康状態については専門家の指示に従ってください。
食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)の症状とは?
食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)とは、特定の食物を摂取した後に運動を行うことで、アナフィラキシーと呼ばれるアレルギー反応が引き起こされる状態を指します。
私の場合、これが小麦製品を摂取した後に軽く動くと発生します。
アレルギー反応が出始めた初めのうちは症状は軽かったのですが、徐々に重篤化していきました。
初期症状:最初の兆候
私が初めて小麦アレルギーの兆候を感じたのは、小麦製品を摂取してから歩行した後に軽い蕁麻疹が現れた時でした。
最初は、膝や肘の裏、腿の付け根、脇の下などの皮膚が薄い部位にのみ症状が出ており、症状は局所的でした。
蕁麻疹は静かに座っていたら徐々に引いていったため、この時点では病院には行きませんでしたし、小麦アレルギーを疑ってもいませんでした。
後になって思えば、この段階でアレルギーの専門医に相談していればもっと早く適切な対策が取れたかもしれません。
初期症状として現れる軽い蕁麻疹は、見過ごされがちですが、これはFDEIAの初期警告サインです。
この段階で医師に相談し、アレルギー検査を受けることで、症状の進行を防ぐことができたかもしれません。
私の場合、初期段階では症状が軽かったため心配していませんでしたが、後の経過を考えると初期段階での対応の重要性を痛感します。
症状の悪化:蕁麻疹とその他の症状
時間が経つにつれて、症状は徐々に悪化しました。
アレルギーの主な症状は蕁麻疹だけでしたが、蕁麻疹は地図を描くように全身に広がるようになりました。特に顔にも蕁麻疹がでるようになり、瞼が腫れるほどでした。
また、全身の痒みや発熱感が強くなり、症状が出た時の辛さが増していました。蕁麻疹が引いた後も約1日間は瞼の腫れは続いてしまい、日常生活に支障をきたすようになりました。
特に困ったことは、症状が急激に悪化することです。例えば、短時間の軽い散歩中でも、突然全身に蕁麻疹が発生してしまい、強い痒みで歩くのが困難なほどでした。
これにより、外出や運動に対する恐怖感が生じ、日常生活の中での活動が制限されるようになりました。
食物依存性運動誘発アナフィラキシーの症状は予測が難しく、当時は蕁麻疹の原因を特定できていなかったため、日々の生活が不安定なものとなっていきました。
症状の悪化:嘔吐、失神
さらに症状は悪化し、蕁麻疹だけでなく嘔吐や失神も経験するようになりました。
小麦を摂取して数分歩いた後、急激に体調が悪化し、全身が熱く、痒くなり、その後嘔吐したり失神したりしてしまうことがありました。
これを機にアレルギー外来を受診し、専門医の診断の結果エピペンを処方してもらいました。
アナフィラキシーは、生命に関わる非常に危険な状態です。
私自身も、初めて嘔吐や失神を経験した際には、突然の症状に恐怖を感じました。幸い私はすぐに意識が戻りましたが、命の危険を感じる状況でした。
このような状況ではアドレナリン自己注射薬のエピペンの使用を含めた緊急対応が必要であり、周囲の人々にもアレルギーのリスクと対処法を理解してもらうことが重要です。
私が初めてアレルギー外来を受診したときのことについては、こちらに記載しています。
食物アレルギーの疑いがある方は、自分の生命を守るために適切な医療機関を受診し、正確な診断を受けることを強くお勧めします。
私が経験した主な症状まとめ
私が経験した症状をまとめると次の通りです。
- 軽い蕁麻疹と痒み
- 顔を含む全身に広がる蕁麻疹と強い痒み
- 瞼の腫れ
- 発熱
- 息苦しさ
- 嘔吐
- 失神
最近では醬油以外の小麦を完全に避ける生活を送っているため、アレルギーの症状が出ることはなくなりました。
しかし、半年に1回行う血液検査の結果は年々悪くなっており、小麦の食物依存性運動誘発アナフィラキシーに関連の深いω5 グリアジンやグルテンのIgE抗体の数値は上がってきています。
アナフィラキシーのリスクがあるため、念のためにエピペンを常に携帯し、小麦を摂取しないように気を付けています。
初めてアレルギー外来を受診したときの詳細については、こちらに書いています。
まとめ
小麦アレルギーは、初期の軽い蕁麻疹から始まり、最終的には全身の重篤な症状やアナフィラキシーを引き起こすことがあります。
今回お伝えした経験を通じて、小麦アレルギーの怖さを実感しました。
私の経験を通じて、小麦アレルギーの症状がどのように進行するかを知っていただき、同じような症状を持つ方々にとって少しでも参考になる情報を提供できれば幸いです。
もしも似たような症状が現れた場合は、早めに医師の診断を受け、適切な対処法を見つけるようにしてください。
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